イザイホウ DVD 神の島 久高島沖縄島南東5キロの海に浮かぶ、周囲9キロ、戸数130、人口600の小島−これが久高島であるこの島は男が漁業、女が農業を営む半農半漁の離島である。せまい島の暮らしは並大抵ではなかった。乏しい水をわけあい、土地も地割制で平等にわけあって生きてきた。男たちは一人前になると、みんな海へ出て行った。女たちは神事を中心に一体となって、旅立った男たちの無事を祈り、島を守って生きてきた。男は海人であったし、女はそんな男たちを守る神人であった…。久高島は、昔から神の島として知られ、年間30に及ぶ神事が島の暮らしに組み込まれており、今でも島人によって厳粛に受け継がれている。この久高島最大の神事が、12年に一回午年に行われる「イザイホウ」である。「イザイホウ」は、30歳から41歳の、島で生まれ、島に生きる女が神になる神事で、四日間の本祭を中心に一ヶ月余の時をかけて行われる。これは、1966年の「イザイホウ」の記録作品である。「イザイホウ」はその後一回行われ、1978年を最後に消滅した。多くの祭りや神事が時代の波と共に形骸化し、観光資源に変身したケースの多い中で、「イザイホウ」は厳粛な神事の心を失わず、生きたまま消え去ったのである。#イザイホウ#久高島#神の島#沖縄#hpdvd